大熊猫飯店Presents

原作  凪羅

漫画  岡平 閑






守矢神社が湖ごと外から引っ越してきてしばらくが経ち、



私、東風谷早苗は神社におわす二柱、八坂神奈子様、洩矢諏訪子様にある提案を持ちかけました。














「人の信仰を集めましょう!」



「神の存在が広く認知されているこの幻想郷でなら、外の世界のようにはならないはず!」

























「…必要ないわ。妖怪の信仰だけで十分よ。」
















八坂様は乗り気ではありませんでした。


人間の信仰を得られれば、今以上の大きな神徳が得られる。


しかし、それは幻想郷のパワーバランスを大きく乱すことになる、と。














「…外と同じ轍は踏まないつもりです。人間の信仰は必要だと思います!」








それが出来ないで何が巫女だろう。


もう少し、貴女の巫女を信頼してください、八坂様。











「別にいいじゃない、妖怪の信仰が減るもんじゃないしー」




そう仰ったのは洩矢様でした。













「大層らしいこと言って、ホントは早苗が心配で人里に送るのが嫌なだけなのよ、アンタは。」






















「私は幻想郷のことを思ってだねぇ!」



「うっさい!この過保護バカー!」

















…半ば強引でしたが、洩矢様の賛成もあって私は人里に布教活動に赴くことになったのです。







さぁ、張り切っていきますよー!




















早苗メインまったり本
『信仰はいかがですかぁ?』

2008.5/25 博麗神社例大祭5にて頒布
44P/B5/予価¥500











「さぁ行くよッ!遅れんなよぉっ!」

「ちょ、ちょっと諏訪子ぉっ!」







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